めらブログ

国語科の文法教育、作文教育、そのほか教育に関すること。ブログ名をすこし変えました(本名がずっと出るのがはずかしくなって。。。)

「対話型模擬授業検討会Q&A」について

渡辺貴裕先生の、「対話型模擬授業検討会Q&A」を拝読。
 
 
勤務校の教育法の講義で、まがりなりにも「対話型模擬授業検討会」をめざしてリフレクションしてみたのだけど、どうしても学生がすぐ「~すればよかったのに」という改善策を言おうとしてしまうのに悩んでいた。ただ、より長い時間取り組んでいる学習者たち(しかも学部生ではなく院生たち)でも、「児童役としてこう感じた」「なぜ教師役は~としようと思ったのか」という発想に立つのが容易ではないことに気づけた。自分の不徳も感じながら、来年度はもっと「場にボールを投げる」学生が増えるような支援ができるといいと思う。
 
もう一つ興味深いと思ったのが、この取り組みが授業としてのリフレクションのみならず、参加者の対話活動のリフレクションにもなっていること(ホワイトボードの使い方に関するふりかえりなど)。これは言葉の教育者を育てるための授業において、かなり大事なポイントなのではないかと思う。授業への参加者が、よりよい授業者のみならず、よりよい言葉の使い手になるためにも、もっと充実したリフレクションの機会を用意したいと思う。