めらブログ

国語科の文法教育、作文教育、そのほか教育に関すること。ブログ名をすこし変えました(本名がずっと出るのがはずかしくなって。。。)

日本語学会シンポジウム「日本語学と国語教育学との接点」質問への回答

10月29日(日)の日本語学会2023年度秋季大会において、シンポジウム「日本語学と国語教育学との接点」に登壇しました。当日ご参加くださったみなさま、他の登壇者のみなさま、運営委員としてご尽力くださったみなさま、本当にありがとうございました。自分…

おすすめブログ紹介

はてなブログの今週のお題が「おすすめブログ紹介」ということで、id:kimisteva 先生からご紹介いただきました。ありがとうございます! kimilab.hateblo.jp わたしとしても今後は学会記録などにとどまらず、コンテンツを増やしていければと……笑(やりたいこ…

新型コロナウイルスの陽性診断を受けました

結論はタイトルの通りなんですが……症状はすでに落ちつき、若干の咳とたん以外は平時に戻っています。後遺症らしきものも今のところはありません。一部の方には、感染を防ぐためにといって予定を変更していただいたこともあったのに、申しわけない感がすごい…

公開講座「『生きて働く』文法とはどのようなものか?」の振り返り

公開講座、ぶじ終わりました 先日告知した公開講座について、ぶじ完了しました(すこし間が空いてしまいました)。現在は、当日の配信内容に修正を加えたうえで、アーカイブ公開中を行っています。 mera85326b.hateblo.jp 当日は、Zoomに70名以上の申し込み…

公開講座「『生きて働く』文法とはどのようなものか?」のお知らせ

次回の第142回全国大学国語教育学会 東京大会(オンライン)において、「『生きて働く』文法とはどのようなものか?」というテーマの公開講座を実施します。日程は5月14日(土)の14:00~17:00です(学会全体の日程とは異なりますのでご注意ください)。公…

『国語教育史研究』第22号に論文が掲載されました

タイトルのとおり、「知識事項と他領域との関連を問い直すー2010年代の文法教育に関する文献レビューを通してー」と題した拙稿が掲載されました(Cinii等には未アップ)。 今次の学習指導要領で「知識及び技能」が「思考力、判断力、表現力等」に「生きて働…

「書く」こととモチベーションの関係

できることなら、毎日一定の時間「書く」ことをしたいと思っています。ランナーが走らないと身体がなまるように、いろいろあってしばらく書いていないと、明らかに書けなくなります。逆に毎日少しずつでも書けている場合は、アイデアが出てきやすくなったり…

学校文法に関する疑問(1) なんで橋本文法が定着したの?

この記事の目的 半ば思いつきですが、論文ではないかたちで、「国語の文法ってどうにも教えにくいけど、どこから考えたらいいのだろう」という方向けに、これまで調べたり考えたりした内容をまとめてみることにしました。ふだんわたしがやっている文法教育史…

(お知らせ)文献管理、メモ管理の方法についての情報交換

第11回 教科教育史研究会 お知らせ 上記画像のとおり、次回の教科教育史研究会で、文献管理・メモ管理の方法についての座談会(情報交換会)を行うことにしました。このあたりの話は、意外とみなさん我流というか、「こうやってるよ」ということを他の方と共…

新型コロナウイルスワクチン(ファイザー)接種記録

*随時更新。背景情報も(余裕があれば)あとでアップします。 ●8月27日(金)(1回目1日目) ○18:10 問診ののち、接種(左肩)。注射そのものの痛みはほとんどなし。 ○18:15 すでに左肩が痛み始める。 よくいわれる筋肉痛というより、リンパの流れがわるい…

SpatialChatを使って学会で交流活動してみたレポ

タイトルのとおり、第140回全国大学国語教育学会2021年春期大会(オンライン)において、オンライン学会における「交流」「雑談」の実現をめざした企画を、SpatialChatというツールを用いて行いました。このポストでは、今後オンライン上での研究交流を企画…

課題研究発表に登壇したレポ(成果と反省とこれから)

はじめに 楽しかった学会も終わり、きょうから通常業務です。通常業務といいながら、緊急事態宣言なので対面授業はありませんが。正直体力的にはハードだったのでありがたい……(LMS対応はいつもどおりやっています)。 さて、実行委員会および登壇者として関…

第140回全国大学国語教育学会大会(春期オンライン)について

学会当日にするポストじゃないのは承知しておりますが……宣伝です。笑 きょうからタイトルの学会のオンライン大会が行われています。今回も実行委員会として関わっています。今回は以下の2企画でしゃべります。 ●課題研究発表「国語教育史研究(資料研究)の…

第2回「教科教育史研究会」のおしらせ

熱い宣伝です。(何 来たる3月28日(日)、自分が主催のひとりである「教科教育史研究会」の第2回研究会(Zoom使用)があります。 sites.google.com 発表者はわたしです。「なぜ、いま、文法教育史なのか?」というタイトルで、国語教育史(とくになぜ学校文…

第1回「教科教育史研究会」の感想

去る2月20日、東海大学の斉藤仁一朗先生といっしょに、第1回「教科教育史研究会」をZoom上で開催しました。 sites.google.com 当日は15名の方にご参加いただき、とても楽しい時間を過ごせました。ここではその概要や感想を備忘録的に書いておきます。 開催の…

院生・若手交流企画(秋期オンライン大会)について(10/31 6:50追記)

(※10/31 6:50追記 企画の対象に「若手教員」を追記しました。もとの書き方だと、現場に出られた先生を排除しているように見えかねなかったので……。過去の企画では、現場で実践中の先生も多くおいでくださっています。) 全国大学国語教育学会第139回秋期大…

全国大学国語教育学会秋期オンライン大会について

あした10月31日(土)および11月1日(日)に、第139回全国大学国語教育学会秋期大会(オンライン)が開かれます。コロナ禍の影響で、各学会の大会が対面では開催できない状況になっています。それは国語教育の分野も同様です。今回、全国大学国語教育学会と…

全国大学国語教育学会大会(オンライン)について

案の定、更新が途切れました。笑 新型コロナウイルス感染対策による課題学修や、各種対応に追われているうち7月下旬になりました。この間、研究の文脈でもいろいろあったのですが(博士論文の予備審査会と本審査会が終わるなど@zoom)、そのあたりはまたお…

学校文法の課題

なんだかでかすぎるタイトルですが。笑 論点整理(というかブログ執筆の練習)もかねてまとめたいと思います。この件についてくわしい方には「何をいまさら」と言われそうな話ですが……。 いまの中学校国語科で教えられている文法体系、いわゆる学校文法*1に…

しれっと久々の更新

人は5年もブログを放置したうえで、しれっと更新することができるのだ、というモデルケースです(遠い目) ついったーのほうで「2020年はブログを更新してアウトリーチ活動をしたいですねえ(キリッ」みたいなことを言いながら、長らく放置しておりました。しか…

「対話型模擬授業検討会Q&A」について

渡辺貴裕先生の、「対話型模擬授業検討会Q&A」を拝読。 www.facebook.com 勤務校の教育法の講義で、まがりなりにも「対話型模擬授業検討会」をめざしてリフレクションしてみたのだけど、どうしても学生がすぐ「~すればよかったのに」という改善策を言おうと…

学校文法と、これまでの学校文法批判の問題点(6)

※バタバタしているうちに更新を忘れていました。このまま放置もなんなので終わりまで貼っておきます。以下の記事の続きです。 学校文法と、これまでの学校文法批判の問題点(1) - 万里一空 学校文法と、これまでの学校文法批判の問題点(2) - 万里一空 学…

学校文法と、これまでの学校文法批判の問題点(5)

※以下の記事の続きです。今回からやっと本番。 学校文法と、これまでの学校文法批判の問題点(1) - 万里一空 学校文法と、これまでの学校文法批判の問題点(2) - 万里一空 学校文法と、これまでの学校文法批判の問題点(3) - 万里一空 学校文法と、これま…

学校文法と、これまでの学校文法批判の問題点(4)

※以下の続きです。 学校文法と、これまでの学校文法批判の問題点(1) - 万里一空 学校文法と、これまでの学校文法批判の問題点(2) - 万里一空 学校文法と、これまでの学校文法批判の問題点(3) - 万里一空 ちょっと分割すしすぎて間延びしてる気もします…

学校文法と、これまでの学校文法批判の問題点(3)

※以下の記事の続きです。 学校文法と、これまでの学校文法批判の問題点(1) - 万里一空 学校文法と、これまでの学校文法批判の問題点(2) - 万里一空 活用表への批判(2) そもそも活用形は6つでいいのか また名前以前の問題として、そもそも立てる活用形…

学校文法と、これまでの学校文法批判の問題点(2)

※学校文法と、これまでの学校文法批判の問題点(1) - 万里一空 の続きです。 2.そもそも、学校文法の問題点とは? 2.1.学校文法における活用論の問題 この節では、そもそも学校文法の内容にどのような問題があるのかを述べる。この点がはっきりしなけれ…

学校文法と、これまでの学校文法批判の問題点(1)

標記の件について、先日有志の研究会で発表した内容があるので、転記します。目指したのが「まったく予備知識のない学部生でも、わたしの問題意識が伝わるようにする」というところだったので、ぜひ内容についてご批正いただければ幸いです(本文が常体だっ…

ブログ始めてみました

どうもこんにちは。 このご時世にブログなど始めてみましたよ。 こちらでは自分の研究(文法教育、明治~大正の国語科の文法教育史、作文教育史)に関するもろもろを書いていくつもりです。 ご意見・ご批判いただけましたら幸いです。 よろしくお願いします。