めらブログ

国語科の文法教育、作文教育、そのほか教育に関すること。ブログ名をすこし変えました(本名がずっと出るのがはずかしくなって。。。)

『国語教育史研究』第22号に論文が掲載されました

 タイトルのとおり、「知識事項と他領域との関連を問い直すー2010年代の文法教育に関する文献レビューを通してー」と題した拙稿が掲載されました(Cinii等には未アップ)。

 

 今次の学習指導要領で「知識及び技能」が「思考力、判断力、表現力等」に「生きて働く」ことが求められるようになりました。本稿ではこのことを受けて、ひとつ前の学習指導要領の時期の研究において、「生きて働く」文法につながるものにどのようなものがあるかをレビューしたものです。

 

 いちばんやりたかったのは、新しいキーワードが現れることで右往左往するのではなく、これまでの実践・研究からどんなことが学べるのか、あるいはどんな課題が析出できるのかを、連続的な視点で考えることでした(うまくいっているかはわかりませんが……)。 この内容も受けて、来月には全国大学国語教育学会で、文法教育に関するワークショップも行います。その内容についても、後日またお知らせしたいと思います。

 

 拙稿について、ご覧になりたい方は本記事あるいはtwitterでのリプでお知らせください。連絡先をお知らせいただければお送りいたします。よろしくお願いいたします。